岐阜の魅力⑧

岐阜県東濃地方奇岩巡り

岐阜の魅力⑧

東濃地方は花崗岩が多く露出しており,その花崗岩が風化する際に方状節理(立方体状の規則性のある割れ目)に沿って浸食され,様々な形の奇岩がつくられます。その奇抜な形状に,パワースポットといわれたり,ミステリースポットといわれたりして注目を浴びています。そのような岩石の多い中津川市を中心に,そのような面白い岩々を紹介したいと思います。

1.星ヶ見岩(中津川市駒場西山星ヶ見公園)
中央道中津川ICを降りて国道257号線に入り,JR中央線を高架でまたぎ3つ目の信号を左折し直進すると星ヶ見公園に到着します。2つの人工池の奥にこんもりした丸い小山があり,その中腹に岩が重なり合った星ヶ見岩が見えます。巨大な花崗岩に亀裂ができ,その内部に入って空を見上げますと,昼間でも星を見ることができたという伝説から名前が付きました。江戸時代には「星ヶ宮」といわれ,妙見大菩薩が祭られているところから妙見信仰の聖地であったと考えられます。

2.女夫岩(中津川市駒場1657-1桃山公園)
中央道中津川ICを降りて国道257号線に入り,JR中央線を高架でまたぎ1つ目の信号を右に入り,少し狭い道を直進しますと「中津川市子ども科学館」が見えてきます。その場所に桃山公園があり,園内に男性と女性の象徴を模した巨石「女夫岩」があります。同じ場所に巨石が2つ,しかも女岩も男岩もかなり具体的な形をしているという,偶然とは思えない神秘性のために「女夫岩神社」が建てられています。

3.鮒(ふな)岩(中津川市苗木3342 )
中央道中津川ICを降りて国道257号線に入り,JR中央線を高架でまたいでそのまま直進し,木曽川を越えて苗木の町に入りますと,右手の方向に丸山が見えてきます。水田の中に突然そこだけ盛り上がった山の出現に違和感を抱く人も多く,人工の山ではないかとか古墳ではないかとか噂されています。その丸山の南側には魚の形をした巨石が,あらかじめ用意されていたかのような,岩の台座の上に鎮座しています。長さ12m,高さ6mのその巨岩は「鮒岩」と呼ばれています。この丸山自体が「丸山神社」で,古来より存在していることはわかっていますが,古記録が残っていませんので,元々の由来とか鮒岩との関わりとかは不明のままです。

4.笠置山のペトログラフ(恵那市中野方町)
中央道恵那ICを降りてすぐ左折すると県道68号線に入ります。そのまま直進し,30分ほど車を走らせると中野方町を経由して笠置山の「望郷の森」キャンプ場へ着きます。そこから1時間ほど登ると山頂に着きますが,そこには笠置神社奥社があり,天然記念物のヒカリゴケを見ることができます。山頂付近には巨石のほかに盃状のくぼみが作ってある岩があちこちにあり,ペトログラフ(ペトログリフとも)とよばれています。ペトログラフは先史時代に刻まれた文字・記号・紋様のことをいうそうです。また,ピラミッドのような形をした岩もあちこちにあり,そこには線状に付けられた傷があり,それもペトログラフと言われています。

このように,中津川市を中心とした東濃地方には不思議な巨石が多く分布し,それがもとで太古の時代に巨石信仰がこの地にあったのではないかと言われるなど,ロマンとミステリーを感じさせてくれる場所でもあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>